縦横無尽0408高知

いくら旅日記で元気だと言われても、参戦された方々のレポに並ぶ最高の文字を眺めても、それでも拭い切れない不安はつきまとっていた。 元気になったの?本当に元気?もう大丈夫?本当はしんどいんじゃないの?無理してない?大丈夫?もう元気なったの?ねぇ…

しあわせすぎてのぼせそうだった

もしもわたしに魔法が使えたなら、あの日のぜんぶを閉じ込める宝箱をつくろう。淡く薄れゆく記憶に抗うのも人間らしくて嫌いじゃないけど、一冊くらい「匣には彼女のすべてがみっしりと詰まってゐた―――」みたいな書き出しの私小説があってもいい。 空気も、…

しあわせすぎてのぼせそうだった

『出会うべくして出会う』とか『人生にはタイミングがある』なんて言葉、ありきたりで、安っぽくて、好きじゃなかった。でも、きっとそういうのあるんだろうなって思う。 彼らは待っててくれた。やっと辿り着いたわたしをまるで試すかのように、篩にかけるよ…

フェイクスピア

いつぶりかしら、あんなにも泣いたのは。 無念の2/27から気付けばもう1年と4ヶ月ちょいですか。春を待つうちに夏も過ぎ、いつしか空は高くなり、また冬が来て、桜を愛でた記憶もないまま梅雨を迎え。 一体何枚のチケットをお嫁に出したことでしょう。誰かに…

スパイの妻

観てきました。 ベネチア国際映画祭銀獅子賞受賞『スパイの妻』を観てきました。 公開初日、封切り日に観に行くだなんて人生初かも(いや、コロナ禍とはいえわたし今無職ですからw 何の制限もありませんからそりゃ当然ですよねwww) 何の悪戯か超人気コンテ…

たとえば、推しがいるということ

激動の2020年ももう9月を折り返そうとして。時の流れとはこんなにも激流だったろうか。 春はどこいった?夏はいつ終わったの? 或いはわたしのカレンダーは、まだ2月27日のままだったりするのかしら。 2月27日がこんなにも意味を持つ日になるなんて、あの時…

三世次

シェイクスピアなんてわたしには高尚すぎて、と思っていた。 ましてや、観劇なんて。 行って来ました。日生劇場。 そうです。天保十二年のシェイクスピアです。 いつだってそうだ。いつだって、手を引かれ、背中を押され、そういうハードルを易々と越えさせ…

ロマンスドール

まさかこのわたしが、ブログを書くなんてことになろうとは。 やはり2020年。令和も2年目を迎え半年後にはオリンピックもある。(2月のこの時点ではまだそういうはずだったのよね…それも含めて)何が起こるかなんて誰にもわからない。 神様の予想さえ軽く飛び越…